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霞山ビルと中央合同庁舎第7号館 「通称:新霞山ビル(官民棟)」
Link…東亜同文会(霞山会の前身) /霞山人国記
1. 霞山ビルについて
霞山ビルは霞山会にとって、二つの重要な役割と意味をもっている。
一つは財政的役割である。霞山ビルとその土地は、霞山会の基本財産の主要部分を占めている。同時に、これから得る賃貸収入が当会の諸事業を支える財政基盤となっている。当会が伝統的に、国からの補助金や外部からの寄付金等に頼ることなく、“日中間の留学生交換、学術交流”などの諸事業を、主体性をもって継続してこれたのも、こうした財政基盤があってのことであり、これが当会の誇りでかつ特色でもある。
いま一つは、こうした資産=“物”を超えた精神的側面、いわば霞山ビルが辿ってきた歴史的意味合いとでもいうべきものである。
霞山会の前身、東亜同文会(明治31年創立)が現在地と関わりをもったのは、今から75年前の昭和3年、ここに東亜同文会本部の建物が建設されたことに始まる。同本部建物は当時から「霞山会館」と呼ばれたが、これは建設に際し近衛家が物心両面で大きく寄与したことに由来している。
以来、霞山会館は会員定例の会合、講演会その他官民の各種会議の会場として利用された。毎年上海東亜同文書院(後に大学)に派遣される新入学生の壮行会(招見式)が行われ、時の首相から激励の辞をもって送られたり、ときに内閣の組閣本部が置かれるなど、歴史の舞台に登場することも多かった。
戦後、東亜同文会は当時の占領政策のもとで解散を余儀なくされた。その後霞山倶楽部、霞山会と再三、改称・改組されたが霞山会館はその都度新しい組織に継承され、運営されてきた。然し、占領下に米軍に接収されていたこともあって老朽化に加え荒廃が著しくなったため取り壊され、その跡地に現霞山ビルが建設(昭和39年竣工)されて今日に至っている。
このように、歴史の移り変わりとともに霞山会館から霞山ビルへと、建物自体も変わったが、一貫してこの地にあって、その時々を象徴するいくつかの出来事の舞台となり、そこに登場した人々の思いを刻んできた。
2. 霞山ビルから[通称:新霞山ビル(官民棟)]へ
平成13年6月、突如小泉内閣が霞が関地区の都市再開発を決定し、PFI方式を利用した都市再開発事業がスタートした。文部科学省、国立教育センター、会計検査院そして霞山ビル等の、霞が関3丁目南地区を官民が一体となって再開発し、跡地に超高層ビル2棟と緑地を設ける一大プロジェクトである。
このプロジェクトおよび官民ビルの概要、今後のスケジュールは以下のとおりである。
建築工事は平成17年1月に着工し、平成19年9月に竣工する。霞山会は霞が関ビルに隣接する超高層ビル[通称:霞山ビル(官民棟)]の上層部から3層(35、36、37階)と商業階を所有。最上階(37階)は霞山会館、35、36階は事務所として賃貸。特に、霞山会館は昭和初期の旧霞山会館をモチーフにした貸会議室等となる。
このプロジェクトの経緯および [ 通称:新霞山(官民棟) ]の概要、今後のスケジュールは以下のとおりである。

| 1.このプロジェクトの経緯 |
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平成13年6月 |
小泉内閣による「霞が関地区の都市再開発」プロジェクトが決定 |
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平成13年7月 |
「霞が関3丁目南地区まちづくり協議会」設立
【出席地権者及び関係者】
(財)霞山会 (社) 霞山会館、(社) 東京倶楽部、住友不動産(株)、三井不動産(株)、会計検査院、文部科学省、国土交通省、財務省 |
| 平成13年12月 |
「霞が関3丁目南地区まちづくり協議会」が東京都及び千代田区に、開発計画概要の提案書を提出 |
| 平成14年6月 |
「霞が関3丁目南地区市街地再開発事業に関する基本合意書」締結
【締結者】
(財)霞山会、会計検査院、文部科学省、国土交通省、住友不動産(株) |
| 平成14年11月 |
「霞が関3丁目南地区市街地再開発事業の実施及びその後の維持管理・運営に関する事業合意書」締結
【締結者】基本合意書に同じ |
| 平成14年11月 |
PFI事業者の入札募集開始 |
| 平成15年4月 |
新日鉄グループが落札、PFI事業者として内定 |
| 平成15年6月 |
国とPFI事業者との間で、「中央合同庁舎7号館整備等事業」に関する事業契約に調印 |
| 平成16年3月 |
東京都に対する市街地再開発事業の施工認可申請 |
| 平成16年12月 |
東京都知事による権利変換計画認可 |
| 平成17年1月 |
超高層ビル2棟(官民棟、官庁棟)建築工事着手(地鎮祭・起工式) |
| 平成17年4月 |
久米設計と霞山会館内装工事実施設計・管理業務委託契約締結 |
| 2.霞山ビルの概要…地下3階地上9階建て
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| 土地面積 |
約1,100平米 |
| 建物床面積 |
約12,000平米 |
| 3.霞山会が取得する予定の土地及び建物
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当会は官民棟の建物の一部とそれに付随する土地を等価交換及び一部有償により取得する |
| 土地面積 |
約1,650平米 |
| 建物床面積 |
約16,500平米 |
| 4.中央合同庁舎第7号館の概要 |
| 官民棟 |
超高層地下3階地上37階建てビル(175米)[通称:新霞山ビル(官民棟)] |
| 官庁棟 |
超高層地下3階地上32階建てビル(163米) |
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【参考】霞が関ビル…36階建て(156米)、JTビル…35階建て(170米)
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| 5.今後のスケジュール |
| 平成19年9月28日 |
【竣工】霞山会が官民棟に移転完了後、霞山ビルを解体し緑地となる |
| 平成19年10月以降 |
霞山ビル解体 |
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