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TEL.03-5575-6301
FAX.03-5575-6306

霞山会とは

理事長ご挨拶

池田 維(一般財団法人霞山会理事長)


『東亜』通刊600号に寄せて
2017.6
 2017年6月号で『東亜』は通刊600号を迎えました。しかし、インターネットの普及によって、リアルタイムで情報にアクセスできる状況下では、本誌のようなマイナーな雑誌の刊行はますます厳しくなっていることはご理解いただけることと思います。1978年10月から中国・アジア専門誌として月刊 『東亜』 が霞山会の旧機関誌『霞山會報』『霞山』の系譜を引き継ぎ、136号からスタートして四十年近くになりますが、他に類似する雑誌が存在しない中で、水準の高い論考を世に問うべく鋭意努力を続けてきました。その間に執筆者のなかから、わが国の中国・アジア研究をリードし、論壇や各種メディアで活躍する人材も輩出してまいりました。
『東亜』
 そうした役割を今後も担っていく所存ではありますが、いずれ近い将来に紙媒体としての本誌を維持していくか、それをやめてインターネットの媒体に変えていくかの選択を迫られる可能性は排除できません。しかしながら、紙媒体にはそれなりのメリットがあり、 特に重要なのは物理的な存在感だと思っています。 たとえとしては適切ではないかもしれませんが、ボリュームのある 『文藝春秋』 をネットで読むのは難儀でしょう。『東亜』 にしても同様です。ページ数の多い論文を読むには、ネットより紙媒体に優位性があります。

 さらに言えば、霞山会は海外とくに中国や台湾から「研究機関」「Think Tank」と評価されていますが、その判断基準は専門性、学術性を備えた『東亜』の刊行にあるようです。そうした意味も含めて、少し大げさですが、アメリカの外交問題評議会が刊行している『フォーリン・アフェアーズ』が紙媒体での刊行をやめないかぎり、『東亜』も現状を維持するつもりです。

 そのために、われわれとして厳に戒めなければならないのは、『東亜』の刊行そのものが目的化し、刊行を続けることに自己満足してしまうことです。不偏不党で客観性に基づいた質の高い論考の提供とその執筆者を常に確保すること等、『東亜』編集部が心がけなければならないことはたくさんあります。そのために、外部編集委員を加えた編集会議を毎月開催し、時局の変化に対応するとともに、読者の求める情報や分析を高い次元で提供していく執筆者の選択に努めています。それが『東亜』の使命であると思います。

 もちろん、そればかりではありません。当会はわが国と中国・台湾との学術交流事業を長年にわたって実施しておりますが、人材の育成こそ次代のための真に重要な事業だと心得ております。そのための奨学金給付事業も当会の活動を形成する一翼となっております。

 当会にとりまして『東亜』が情報発信ツールとして主力の位置を占めていることは言を俟ちません。加えて、当会が行うさまざまな文化交流事業の成果を直接的、間接的に反映させ、とりわけわが国と中国・台湾との相互理解の増進をめざすことも『東亜』の重要な役割であると認識しております。わが国にとって中国・台湾が経済的に重要な貿易パートナーとなっていることからも明らかなように、日中・日台関係はかつてなく重要性の高いものになっております。言葉だけの友好ではなく、真の相互理解と友好をめざすうえで当会の事業、とりわけ『東亜』の果たすべき役割は大きいと自負しております。

 今後とも、『東亜』をますます充実させるべく編集体制を強化し、読者各位のご期待に沿えるよう努力してまいります。

理事長メッセージ・アーカイブ
●2017.4 平成29(2017)年1月11日 新年互礼交歓会挨拶
●2015.7 ご挨拶