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アジアの今昔・未来

第447回
恩師の名を冠したゼミ研究会の活動報告 

2018-04-05. 伊藤 努
大学時代のゼミ担当教官で恩師でもあった中嶋嶺雄先生が2013年2月に急逝されてから5年余りが過ぎた。この間、大学教員をはじめとしてさまざまな分野で活躍するゼミ出身者でつくる「中嶋ゼミの会」という親睦組織の有志たちで、恩師の思い出などを綴った「追悼集」を刊行したり、先生の生前の多岐にわたる学問上の業績などを整理した「著作目録」、「著作選集」(全8巻)の編集・発行といった活動を続けてきたこともあって、5年余りの歳月はあっという間に過ぎたというのが実感だ。

残された教え子たちにとって大きな仕事でもあった著作選集(全8巻)の出版を終えた昨年6月、「中嶋ゼミの会」を母体に、現代中国論をはじめ、国際関係論、国際社会学、グローバル人材育成のための国際教養重視の大学教育改革といった先生の生前の学問的取り組みを引き続き継承しながら、研鑽を重ねていこうという趣旨で、恩師の名前を冠した研究会を立ち上げた。研究会の会長を務めるのは、ゼミ草創期の卒業生で新聞記者を経て、中嶋先生が心血を注いで開学にこぎ着けた秋田の国際教養大学(AIU)で先生の懐刀として長年仕えた勝又美智雄先輩である。古希を迎えた勝又さんは昨年3月に国際教養大を定年退官し、現在は名誉教授の肩書だが、中嶋先生に負けず劣らずエネルギッシュに活動する懐の深い知識人だ。

私事ながら、筆者はこの中嶋嶺雄研究会で勝又会長を補佐する役を担わされているが、昨年6月の研究会立ち上げ以後は、研究会が主催する公開フォーラムの準備・運営に駆り出され、社会人生活の最晩年に再び、学生時代と同様の役回りがまた巡ってきたことに不思議な因縁を感じている。

昨年11月に初めて開催した研究会の第1回公開フォーラムでは、勝又会長の専門研究分野でもある「大学教育改革とグローバル人材の育成を考える」をテーマにして、中嶋先生とゆかりの深い4人の専門家をパネリストにお招きし、活発な議論が交わされた。3月に開いた第2回公開フォーラムは、中嶋先生の現代中国論と国際関係論を合体させたテーマとして、「緊迫する朝鮮半島情勢と習近平・中国の行方」を取り上げ、教え子の大学研究者らがそれぞれ基調報告を行った上で、討論に移った。研究会の公開フォーラムは、中嶋先生の著作選集出版でお世話になった桜美林大学のアジア・ユーラシア総合研究所の会議施設を利用させていただいて開いているが、第1回の参加者は70人余、第2回は100人近くと予想外に多くの方々に足を運んでもらい、準備段階の苦労も吹き飛んだ。

第3回の公開フォーラムは5月12日、同じく都内のJR千駄ヶ谷駅近くの会場で行う予定で、次回のテーマは「一帯一路と中央アジア―ユーラシアの地政学」だ。たまたま、昨年8月、研究会のメンバーに名前を連ねる「中嶋ゼミの会」有志10人が中央アジアのカザフスタンを1週間ほど研修旅行したことが若干反映されているテーマを設定したが、ご関心のある方々はぜひご参加願いたい。