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アジアの今昔・未来

第446回
屋台が減ってコンビニが増えたバンコク

2018-03-27. 直井謙二
タイの首都バンコクの風景が近代化と共に変わってきた。タイ名物の屋台と三輪タクシーのツクツクの数が減った。ツクツクはタクシーに変わっただけだが問題はタイの胃袋を支える屋台だ。バンコクの庶民のアパートの多くは台所がない。高度経済成長に伴い若い労働力がバンコク一極集中が進んだ名残だが、自炊するより屋台の方が経済的ということもある。独身者に限らず子持ちの家庭でも屋台で食事を済ませる。あるいはおかずを買ってきてせいぜいご飯を炊いて済ませる。台所用品がお皿とスプーンそれに炊飯器だけという家庭が多い。

取材したバンコクの下町に住む子持ちのバイクタクシーの運転手のアパートにも台所はなくベランダに棚を設け炊飯器や調味料が置かれていた。お袋の味が屋台というのは日本人の感覚からすると寂しい。

交通量の増加や環境それに衛生面での意識が高まり政府の規制もあって屋台は減っている。
代わって増えているのがコンビニだ。台所がない家庭にとってコンビニは救世主だ。セブンイレブンやローソンなどが100メートル間隔で軒を並べている。飲み物や弁当それにお菓子や日用品と言った品ぞろえは日本と同じだ。久しぶりに訪ねた支局の入るビルもご多分に漏れず1階のテナントが銀行からコンビニに変わっていた。(写真)サラリーマンの昼食も屋台からコンビニに移っているようだ。

日本のコンビニでは見かけないのが携帯電話のチャージャーだ。タイではプリペイド式の電話が多くコンビニでチャージできる。銀行のATMと共に自動チャージ機が設置されている。屋台で直接人と話す機会が減ったということもあってスマホは若者の必需品になっている。

外国人旅行者にとってもありがたいサービスがある。SIMロック解除の手続きをし、タイのシムに入れ替えればタイの電話として使用することができる。日本のSIMでそのままタイの友人にかければ往復の国際電話代がかかるし、Wi-Fiサービスのないところではインターネットもままならない。プリペイド方式のSIMは国内用同様コンビニで料金を払い指定の手続きを書いた紙を受け取り、操作すればチャージされ、続けて使用できる。若い親切な店員に当たればその場で操作してくれる。

コンビニが少なかった頃はタイ人の友人から電話を借り帰国前に返していたが、突然見知らぬタイ人から電話がかかるし、友人にも不便をかけていた。タイも日本同様コンビニは人々に欠かせない存在になってきた。