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サイハン・モンゴル

第5回 「ハワリンバヤル」春の祭りーその1
2017-05-29. 神﨑 美津子
 5月3日、4日と前回最後に紹介したイベント「ハワリンバヤル」に行きました。東京練馬区の光が丘公園のけやき広場にずらりと並ぶテントでは、モンゴル料理「ホーショール」「ボーズ」や、モンゴル産の岩塩やチャッツァルガンジュース、フェルトの小物などの物品が売られ、地元商店街の屋台も並びます。在モンゴル大使館や在日モンゴル人会といった公的なブースもあれば、活動報告する写真が展示されたNPOのブース、また、組み立てられたゲルでは紙芝居やモンゴル語教室が開かれています。テントでは、モンゴルの伝統的な縦書き文字や民族衣装「デール」を紹介。ステージでは民族音楽や踊りだけでなく、今流行っているM-POPファッションショー、などが次々と披露されていました。

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 芝の上ではモンゴル相撲の衣装を身につけた人々がデヴェ―(鷹が羽ばたくように広げた腕をひらひらさせる)をする姿が。1日目は子供のモンゴル相撲の大会。2日目の大人のモンゴル相撲大会には、白鵬関、日馬富士関、鶴竜関の3横綱をはじめ照の富士関など多くの力士が顔を揃えました。大相撲のチケット入手が困難となっている昨今、これほどの面々を近くで観る機会が与えられるとは、モンゴルの底力です。

 広場から少し離れた光が丘図書館の2階では「モンゴル・カレッジ」と題されたモンゴルの遊牧業や交流についての講演が、光が丘体育館の2階では映画上映が行なわれていました。

 モンゴルのことをもっと知ってほしい、モンゴルの人々、文化に触れてほしい、という実行委員会メンバーの思いが詰まった、多角的で盛り沢山の内容でした。どこの会場も日本で暮らすモンゴル人、モンゴルに興味のある人、好きな人で大にぎわい。天候にも恵まれ、2日間で5万人が楽しみました。
 
 「ハワリンバヤル」は1998年に初めて開かれ、今年で17回目です。主催は在日モンゴル留学生会と、そのメンバーと日本人サポーターから成る60名近くの実行委員会です。ボランティアを含めるとモンゴル人70人、日本人も70〜80人が参加。日本の高校生の姿も多く見かけました。外国のフェスティバル、フェスタでは主催者に大使館が入るのがほとんどですが、モンゴル大使館は全面的に支援するものの、あくまでも後援。それは、留学生会の活動のひとつとして始まり、留学生会と日本人サポーターの結びつきで運営体制を作り上げてきたからです。

「昨年秋に体制が決まり、月2回の話し合いを重ねて準備をしてきました。今はこのお祭りの大きさと今まで続いてきた重さを感じています」と、現在一橋大学に留学しているB.ホンゴルズル実行委員長は語ります。22歳の彼女と同じように成長してきた「ハワリンバヤル」。今までの経緯をたどってみます。

 第1回は池袋の東京芸術劇場、第2回、第3回は中野駅北口広場、中野サンプラザ前で開かれました。第4回実行委員長を務めたD.ダムディン氏に当時の話を伺いました。第3回の開催自体は何とか終わりましたが、まずゴミ処理の問題が起こったそうです。分別ができていないため、業者が引き取ってくれなかったのです。彼は手袋をして日本人のサポーターと友人数人ですべてのゴミ袋からゴミを出して一つ一つ分別。「暗くなるまでやった記憶があります。今でもその光景が見えます」

 その経験が生かされて、今回もひろば会場のはじにはエコステーションが設置されていました。ボランティアの日本の高校生やモンゴル人スタッフが、「燃える」「燃えない」だけでなく割り箸に至るまで非常に細かく分別していました。
 
 ゴミの問題の後に、金銭のトラブルが発覚しました。これもモンゴル友好団体のサポート、日本人サポーターの力で何とか収まったそうです。しかし、このことは『モンゴル人はあてにならない』というレッテルを張られてしまうことになってしまいました。

「落ちてしまったモンゴルの評価をなんとかしないといけない」その思いをいだいて、ダムディンさんをはじめ留学生、日本人サポーターが第4回開催のために動き始めます。
(次号につづく)

<最新ニュース>
IMFがモンゴル経済改革支援のため3年間の拡大信用供与措置を承認しました。