受講体験談 速成77期 O.S. 様

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今から10年ほど前、四川省の成都にある大学に留学するため、速成班で学びました。先生たちの丁寧な発音指導によって、卒業された方々の例に漏れず私も中国の友人から発音を褒められたことはいわずもがなです。さらに例文の反復練習の大事さも何度もうかがいました。そのおかげで、語順や文法を意識しなくても自然にフレーズが口にできようになりました。谢谢老师!

(中国滞在初日いきなり迷子。成都ファーストカット)

中国での生活は、まさに刺激的。大学構内は習った北京語が通じますが、一歩外に出ると、人々が話すのは四川語。こっちが話す北京語は聞き取れているようなのですが、相手が話す内容は全く分かりません。町は辛いものを売っている店ばかり。特に四川の名物・火鍋は激辛すぎて、初めて食べた日は腹を壊し、トイレから1時間は出ることはできませんでした(数回食べると胃も慣れ、やみつきになるので、食べたことがない方はぜひチャレンジを)。

(右筆者。友人と町をぶらり)

省都・成都に行くと、そこはまるで銀座。その頃、経済誌「Forbes」で「世界の今後10年で成長が最も早い都市リスト」で成都がトップでした。上海、北京など港湾地域が栄えているイメージでしたが、内陸部がここまで栄えているとは驚きでした。しかし、都市部を少し外れると、農村部が広がっています。春節の際に友人が田舎の実家に誘ってくれたのですが、木造平屋でトイレは穴を掘った青空天井。貧富の差を感じました。一方で伝統的な春節を味わえたことは非常に忘れがたい経験でした。友人の家族と共に「春節聯歓晩会(紅白歌合戦的なもの)」を見たり、爆竹をやったり、红包(お年玉的なもの)の交換など…。村の人たちも快く迎え入れてくれて、一緒にサッカーをするなど、楽しい日々でした。

(成都の中心部。ビルをよじ登るパンダ)

これだけ楽しかったのに、留学期間は半年でした(もっと長くいたかったと後悔しています)。帰国後はマスコミに就職。6年ほど地方で勤務し、2年前に東京に戻ってからは、中国と関わりのある取材をしたいなと、東亜学院の先生方に卒業生・在学生をご紹介いただき(谢谢老师!)、中国と日本企業の関係性について取材を続けています。しかし大学卒業後はほとんど中国語を話していなかったため、また勉強を再開しようと考えています。先日、卒業生でいまは上海で働いている方にお話をうかがったところ、その方は「今でも14時間勉強している」とおっしゃっていました…。みなさんに負けぬよう、勉強がんばります…! (速成77期 O.. 様)


(パンダ繁殖研究基地)

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