改革開放以降、中国は目覚ましい経済成長を遂げ、世界第2位の経済大国へと躍進した。しかし、その輝かしい成功の裏側で、所得や資産、教育機会をめぐる格差は拡大し、人々の不公平感はかつてなく高まっている。
富めるものはなぜ富み、貧しきものはなぜ貧しいままなのか―。
本書は、能力や努力といった個人の要因だけでは説明できない格差の実態に迫る。
家族背景、社会制度、地域間格差、そして政治体制までを視野に入れながら、中国社会に生まれつつある「勝者」と「敗者」の分断を多角的に分析。その背後にある構造的メカニズムを解き明かし、現代中国社会の実像と課題を鮮やかに描き出す。
急成長する大国の光と影を読み解く、現代中国理解のための1冊。