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卒業生の余嘉澎さん(2011年7月~2013年3月在籍)からのメッセージを掲載します。

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東亜学院が20273月に閉校するという知らせを聞き、私は大きな衝撃を受け、また深い悲しみを覚えました。私にとって、東亜学院は心の中で最も大切で、最も温かな場所であり続けてきました。東亜学院こそが、私の人生において最大の支えとなり、生まれてこの方初めての成功体験を与えてくれたのです。人生で挫折に直面するたびに、私は東亜学院での貴重な経験を思い出し、気力を振り絞って前進し続けてきました。決して諦めなかったのは、東亜学院が私に人生の奇跡を与えてくれたからです。

日本へ留学する前、私の人生は灰色で、暗く、陰鬱なものでした。6歳の頃父が重い病気にかかり、腎臓移植手術を受け、さらに交通事故にも遭うなど、私の周りにはトラウマ的な経験ばかりが溢れていました。私は常に父を中心に据え、何事も父の気持ちを優先させてきたため、自分の存在感はごくわずかでした。大学卒業まで、大学や専攻はすべて父が決めました。私にはほとんど自分自身の意思がありませんでした。 

大学を卒業して初めて、自己意識が芽生え始めました。私はずっと、大学の専攻を間違えたと感じていました。私は言語を学ぶべきだった、そうすれば幸せになれたはずだと。すべての科目の中で、英語だけ成績が比較的良かったのです。そこで大学卒業後、すぐに就職せず、大学時代に父が選んだ法学を捨て、自分で日本語学校に通い始めました。1年間日本語を学んだ後、日本語能力試験2級に合格し、日本企業で2年間働いた後、日本へ留学することを決めました。

しかし、当時は自分の進路を明確に決めておらず、ただ言語を学びたいという気持ちだけでした。日本に着いてすぐにプレッシャーを感じました。もともと父が選んだ法学を拒絶していた私ですが、法学以外なら何を専攻すればいいのか? 準備不足だった私は、その代償として大きなプレッシャーを味わうことになりました。最初のクラス分け試験では成績も振るわず、普通のAクラスに配属されました。私はSクラスに入りたいと強く思っていました。実力こそ足りなかったものの、ずっと優秀なクラスに入りたいと願っていたのです。おそらくそれは向上心というものでしょう。私はごく平凡な学生でしたが、心から優秀な学生になりたいと願っていました。

Sクラスへの編入申請が承認されたけれど、当時クラスで日本語能力試験一級に合格していなかったのは私を含めてたった2人だけだった。そのことで大きな心理的プレッシャーを感じ、20117月の試験にも合格できなかった。その後、担任のA先生の指導のもと、長年続けていた間違った学習方法を正してもらい、ようやく一級に合格することができました。

2012年5月から6月にかけて、大学院入試のプレッシャーに体が耐えられなくなり、 病院に行きましたが、内科では特に異常が見つかりませんでした。最終的に医師が私の背中の引っかき傷を見て、すぐに抗不安薬を服用するように指示しました。計2ヶ月間服用しました。また、A先生は分かりやすい会社法の書籍を1冊選んでくださり、そのおかげで、短期間で教科書の難解な内容を素早く理解することができ、大変助かりました。本当に感謝しています。

2012年9月、私は早稲田大学法学研究科の入学試験を受け、この名門大学に無事合格しました。中国では大学入試に落ちて三流大学に通っていた身でした。ずっと自信がありませんでした。実のところ、早稲田でもあまり楽しくありませんでした。法律という分野にずっと抵抗感を抱いていました。私が幸せで充実感を感じられたのは、東亜学院での2年間の純粋な語学学習の期間だけでした。

その後、父の死をきっかけに中国へ帰国しました。治療を受ける中で、自分が長期間にわたる心的外傷後ストレス障害(PTSD)を抱えていることが判明し、勉強も困難を極めました。日本での4年間は、「父の意志とは異なる、自分自身の世界」を築き上げ、主体性を確立するために努力した期間であり、私にとって唯一の成功体験となりました。今では言語の道具としての性質や、それを支える基盤が必要であることを認識しており、時折自分の選択が正しかったのかと疑うこともありますが、早稲田大学への合格は、今でも私を非常に興奮させ、感動させてくれます。

この経験が教えてくれたのは、選択に正誤はなく、自分の選択に責任を持つことこそが最も重要だということです。現在も私は日本企業のA社の上海支社で働き、好きな日本語を活かして業務に従事しています。また、東亜学院や早稲田大学の同級生たちとは常に連絡を取り合い、早稲田大学上海同窓会の副秘書長を務め、中国と日本の交流の架け橋として、自分にできる限りのことをしています。東亜学院の先生方には、指導を賜り、奇跡のような経験を与えてくださったこと、そして私の人生において永遠に最も確固たる支えとなってくださっていることに、心から感謝しています。

東亜学院を卒業する前にY先生にうかがった言葉が深く心に刻まれています。先生はこうおっしゃいました。「成績優秀な生徒よりも、成績のよくない生徒の方が好きです。成功した時、『自分も成功できるなんて思ってもみなかった。本当に嬉しい』と、涙を浮かべて教えてくれるからです。そんな言葉を聞くたびに、教師としてのやりがいを感じます」。その言葉を聞いた時、私もすでに涙で顔を濡らしていました。私自身、自分にも成功できるとは信じられなかった生徒の一人だったからです。ですから、先生方、本当にありがとうございます。東亜学院は閉校となりますが、この経験と想いは、いつまでも私の心の中に生き続けています。

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東亜学院日本語学校留学生進学コースでは、中国語圏からの留学生を対象に、大学・大学院等への進学を目的とした日本語教育を行っています。
 ≫東亜学院日本語学校

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