東亜学院は、私の留学生活において本当に大切な存在でした。ここで出会った先生方はみなさんとても親切で、どの先生も熱心に指導してくださり、特にコロナ禍という大変な状況の中でも変わらず誠実に向き合ってくださいました。

先生方は、私たちの日本語力がきちんと伸びているかを本気で心配してくださり、一つひとつ丁寧に支えてくださいました。日語口語がうまく話せず、修士試験にも何度も落ちていた頃、担任だったT先生は、私の研究計画書を時間をかけて聞いてくださり、拙い日本語でも一生懸命理解しようとしてくれました。そして「とてもいい考えだね」と言ってくださり、心から励まされました。

また、A先生やM先生をはじめ、授業中の先生方の熱意にいつも背中を押され、「もっと話してみよう、もっと頑張ってみよう」と思わせてもらえました。

（学院前の交差点にある銀杏の木ー晩秋ー）

東亜学院では、生涯の友とも呼べる大切な仲間にも出会いました。互いに支え合いながら、多くの困難を乗り越えたあの時間は、今でも私の宝物です。卒業後もできるだけ毎年学校を訪ね、先生方とお話しする時間を楽しみにしてきましたが、いつも変わらぬ優しさで迎えてくださり、本当に感謝しています。

閉校のお知らせを聞いたときはとても残念でしたが、ここでの思い出や、感謝の気持ちはこれからもずっと心の中に残り続けます。東亜学院で学べて、本当に良かったです。

最後に、これから東亜学院に関わる皆さん、そして先生方や同窓生の皆さんのご健康とご多幸を心よりお祈りしています。 

（学院前の交差点にある銀杏の木ー雪ー）

写真について、PRさんから―

①2022年に撮影した教室
あの頃の教室の雰囲気がよく伝わる一枚で、今振り返ってもとても大切な思い出です。

②学校の前にある銀杏並木
秋になると金色の葉が舞い、登下校のたびに心を動かされた風景で、東亜学院で過ごした日々の中でも、特に印象深い記憶の一つです。
それぞれに「自分に合った季節があり、これからもそれぞれの場所で良い未来へ進んでいく」——そんな象徴のようにも感じています。