濱本良一：讀賣新聞 元論説委員・元中国総局長、国際教養大学元教授
霞山会刊行の月刊誌『東亜』で「中国の動向」を連載中の濱本氏が、中国を中心とするアジア情勢について、丁寧にわかりやすく解説します。本人の取材と他では聞けない豊富な情報に基づいて、毎回時事情勢に切り込みます。
YouTube霞山会放送局 濱本良一チャンネル第22回をアップロードしました。
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第22回は、1月に行われた台湾総統選挙と立法委員選挙の結果について、そのポイントとこれからの展望について取り上げていきます。今回の総統選では民進党・頼清徳氏が勝利し、台湾史上初めて三期連続で民進党が政権を担うことになりました。一方で、立法委員選挙では民進党は単独過半数を得ることができませんでした。こうした中で第三の勢力として民衆党の存在感が増す形となっています。中国はあくまで台湾統一の前提を崩すことは無いでしょうが、民進党政権の続投ならびに台湾における現状維持という民意を鑑みると、当面はあまり強引な働きかけを行うこともできないとみられます。また選挙の直前、中国共産党対外聯絡部長・劉建超氏が訪米してブリンケン国務長官と会談するなど、台湾情勢に対する中国の立場を伝えたとされます。中国の対台湾戦略は、これからどう展開されていくのか考えていきます。
■テーマ：「総統選挙後の中台関係はこうなる」（収録日：2024年2月5日）
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