濱本良一:讀賣新聞 元論説委員・元中国総局長、国際教養大学元教授
霞山会刊行の月刊誌『東亜』で「中国の動向」を連載中の濱本氏が、中国を中心とするアジア情勢について、丁寧にわかりやすく解説します。本人の取材と他では聞けない豊富な情報に基づいて、毎回時事情勢に切り込みます。
YouTube霞山会放送局 濱本良一チャンネル第64回をアップロードしました。
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トランプ政権は2025年12月上旬、第2次政権として初となる「国家安全保障戦略」を公表した。これは、今後の米国の外交・安全保障政策の基本方針を示す重要文書である。同戦略では、米国の主たる勢力圏を南北アメリカ大陸を中心とする「西半球」に限定する姿勢が明確にされた。一方、東半球のインド太平洋地域、特に中国に対しては、経済的利益を重視した対応を取る方針が示されている。
また、台湾海峡問題については、紛争の抑止を最優先課題としつつも、その対応を米国単独に依存するのではなく、日本をはじめとする同盟国の協力を求める姿勢が強調された。これにより、日本には従来以上に安全保障分野での役割拡大が求められる可能性が高まっている。
■テーマ:「米国家安全保障戦略が及ぼす中国・台湾・日本への影響」
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