濱本良一：讀賣新聞 元論説委員・元中国総局長、国際教養大学元教授
霞山会刊行の月刊誌『東亜』で「中国の動向」を連載中の濱本氏が、中国を中心とするアジア情勢について、丁寧にわかりやすく解説します。本人の取材と他では聞けない豊富な情報に基づいて、毎回時事情勢に切り込みます。

YouTube霞山会放送局　濱本良一チャンネル第17回をアップロードしました。
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第17回は、投票日まで残すところ二カ月余りとなった、台湾総統選挙について見ていきます。間もなく立候補届の正式な受付（11月20－24日）が始まりますが、11月6日の収録時点で与野党4名が立候補を表明しています。ここまで有利に選挙戦を進めてきたのは与党の頼清徳氏ですが、野党の国民党と民衆党が候補統一の動きを模索するなど、再び混迷の気配も見せ始めています。また国民党候補になれなかった郭台銘氏が無所属で出馬を表明していますが、野党分裂を深めるこの動きに中国側は不快感を見せており、郭氏の経営する鴻海の中国内生産拠点には警告ともとれる対抗措置が取られています。今回はこうした中国による介入の動きなどと合わせて、台湾総統選の今後の展開について考えていきます。

■テーマ：「台湾総統選に介入を始めた中国」（収録日：2023年11月6日）

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