水長城 ―サイクリングの旅―

北京オリンピックが開かれた時期に、私は北京で勤務していました。都心部は建設ラッシュに沸き、高層ビル群が次々と建てられていました。その年に完成した鳥の巣(北京国家体育場)や水立方(北京国家水泳センター)などの競技施設を見ると中国の躍進を感じることができました。
その北京市中心地から郊外へ70キロ程行った所に、黄花水長城と呼ばれる場所があります。ここは万里の長城の一部が湖に沈んでいることからその名が付いたとも言われています。
ある日、有志でこの水長城へサイクリングに行きました。1日目の朝8時に北京市内を出発し、その日の夕方6時ごろに長城へ到着、翌日戻ってくるという日程でした。ペダルを漕ぎながら、都心から郊外へ至ると、そこにはゆっくりとした時間が流れている田舎の風景が広がっていました。
今回は僅かですが、行程中に撮った写真をご紹介したいと思います。
湖上に浮かぶ長城。先端が湖の中に入っています。
郊外の農村風景。奥にいるのはロバです。
ロード中に寄ったレストランで。
宿泊したペンション
水長城近くで出会った蜂蜜屋さん。その場で蜜を採取して、味見をさせてくれました。
長城目指して一行でペダルを踏む。(不到长城非好汉)
(2019年1月10日 初掲)