友人たちと中国語で、というあのビジョンを確実に叶えたい
思えば学生時代、当時日本へ留学に来ていた中国語圏の友人たちと楽しく交流していたときに使っていたのは全部日本語。・・・そしてあれから20年超が経ち・・・。
今回私が中国語を学ぶことになったのは、職場で開催された短期の中国語講座に申し込んだのがきっかけでした。
仕事・子育て・主婦業に追われる雑多な日常の中で、「中国語で話す自分」というビジョンはほどんど消えかけていた。そんなところに突然「中国語との接点」ができたのです。その講座の最終回に特別講師としてきてくださったのが東亜学院の先生。経験に即した的確なアドバイスを伺えたことで講座終了後も「学習は東亜学院で」というご縁につながりました。そしてスタートしてはや2年あまり。正直なところ私にとっては簡単な道ではありませんでした。日々の仕事や家事で疲れ果てて学習のエネルギーは枯渇、また子どもの用事でたびたび授業を休みがちなことで焦りが出てしまい、モチベーションが下がるというジレンマにも悩まされつづけました。さらに今年は震災後に事情で3カ月休学。でも決して中国語学習をあきらめるとは思えませんでした。
忘れられないのが「日本では学生時代が終わってからも自分の意思でまだ学ぼうとする人が沢山いることに感心する」という言葉でした。授業中、ある先生が述べてくれた中国人としての率直な感想です。その大きな視点でいけば「私も合格圏内」と自らを認められリラックスでき、とても助かったのです。
現在在籍しているクラスは1回で進むボリュームが多く進むスピードが速いのでテキストの予習が大原則。会話にも重点がおかれていて自由に話す時間が設けられています。とにかく思ったことをすぐさま口にする。それで確実に力がつくとの先生の指導には納得がいきます。実はわたしには手当たり次第にトピックを探すことへの強い苦手意識がありますが、なんとかひとことでも言うように挑戦しています。言いたいことがちゃんと相手に伝わると、テンションもぐっと上がってきます。
また授業中に特筆すべきは、使い方のわからない単語を説明するために先生が挙げてくれる例文。時事的にタイムリーなものからお腹がよじれるほど笑ってしまうユニークなものまであり、ノートに書きながら「いつ使おうか」とほくそ笑んでしまうのです。
また「学習面で良い変化をしている」生徒に、先生はとても敏感に気がついて、すぐに理由を尋ねてくださるので、クラスの皆もその情報をシェアできて実にありがたい。例えば、テキストの音読のレベルが格段に上がったYさん。前の晩には本文の朗読を3時間も続けて授業に臨んだそうです。そんな荒技が自分にできるかはわからないけれど、クラスの皆がいい刺激をもらっていることは間違いないこと。グループ学習ならではの利点です。
・・・・・なにはともあれ、東亜学院でせっかくつながったチャンス。過去できなかったことも今はできていることへの喜びを味わいながら、友人たちと中国語でコミュニケートするというあのビジョンを、確実に叶えるつもりでいます。
(40代女性)