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間違えても大丈夫。もっと自信を持って!

間違えても大丈夫。もっと自信を持って!

2009年11月、北京出張にて。滅多にタクシーが通らない街の郊外で30分掛けてようやく通り掛かったタクシーを呼び止めました。ところが、行きたい場所を伝えられない。筆談なら、とノートにビル名を書き出してみたものの、中国の簡体字とは異なる日本の漢字は上手く理解されず。

北京の秋は日暮れが早く、辺りは既に真っ暗。見知らぬ土地でたった一人。
「このタクシーに乗れなかったら、どうしよう。」
そんな私の不安を汲み取ったのか、運転手さんは意外にも根気強く私の意味不明な言葉(日本語)に耳を貸してくれ、なんとか最後は目的地まで連れて行ってくれました。

旅行にしても出張にしても、せめてタクシーで行き先くらいは伝えられるようになろう。私の中国語学習の最初の目標でした。

インターネットで東亜学院の土曜講座を発見し、最初に無料体験講座を受講しました。中国語独特の「四声」の発音に戸惑い、上手く声が出せずにいると、先生から「もう一度、もっと強く!」と指導が。こんなにしっかりと粘り強く指導していただけるのであればきっと身に付くはず、と早速土曜講座の本申込を行いました。

私を含む入門クラスのクラスメートのほとんどにとって、中国語の学習は初めての経験でした。最初は基本の発音から。慣れない発音が気恥ずかしくどうしても声が小さくなってしまうのですが、「間違えても大丈夫。もっと自信を持って!」との先生からのアドバイスのもと繰り返し発音することで、次第に声が出るようになっていきました。

土曜の午後を丸々使っての講座とあって、クラスメートは皆とても勉強熱心で、それぞれの中国語に関する疑問や中国文化についての情報を共有しながらの授業は、個人学習では得られない学習の広がりがあります。

例えば、造句(センテンス作文)ではクラスメートが作った文に「なるほど、そういう表現もあったか」と感心したり、会話の実践練習ではそれぞれが持っている話題や関心について型にはまらない自由なやりとりを試みたり。

基本を学んだうえで、クラスメートを相手にすぐに応用・実践できる環境は、多人数クラスならではの特長です。冒頭の経験から1年後の上海出張では、同行した上司をタクシーで取引先までスムーズに送ることが出来ました。そして、ひとつ言葉が通じると、もっと伝えたい、もっと理解したい、という気持ちが湧き上がってきました。

中国語での自由な意思疎通までは遥か長い道のりですが、「継続は力なり」を信じて、学習を続けたいと思っています。
(40代女性)

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