濱本良一：讀賣新聞 元論説委員・元中国総局長、国際教養大学元教授
霞山会刊行の月刊誌『東亜』で「中国の動向」を連載中の濱本氏が、中国を中心とするアジア情勢について、丁寧にわかりやすく解説します。本人の取材と他では聞けない豊富な情報に基づいて、毎回時事情勢に切り込みます。

YouTube霞山会放送局　濱本良一チャンネル第18回をアップロードしました。
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第18回は、前回に続き来月に迫った台湾総統選挙について見ていきます。立候補届の受付期限直前での野党統一候補は、一旦合意も結局は実現せず、立候補者は与党の民進党から頼清徳、野党は国民党から侯友宜、民衆党から柯文哲の各氏がそれぞれ立候補しています。郭台銘氏は最終的に届出をせず立候補断念に至りましたが、野党の侯友宜と柯文哲の両候補を呼び出して、テレビカメラを前にワンマンショーを演じるなど自己アピールに余念がありませんでした。今回の野党の電撃合意から破局への流れについては、明らかにされていないことが多く謎が残りますが、馬英九基金会の関与仲介とその背後には中国の影もちらつきます。野党連合が実現せず、与党優位な情勢は中国として期待にそぐわない展開であるように見えますが、経済的な揺さぶりを含めて今後どのような対応をしてくるのでしょうか。考えていきます。

■テーマ：「台湾総統選－野党連合の協議をめぐる不可解」（収録日：2023年12月6日）

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