濱本良一：讀賣新聞 元論説委員・元中国総局長、国際教養大学元教授
霞山会刊行の月刊誌『東亜』で「中国の動向」を連載中の濱本氏が、中国を中心とするアジア情勢について、丁寧にわかりやすく解説します。本人の取材と他では聞けない豊富な情報に基づいて、毎回時事情勢に切り込みます。

YouTube霞山会放送局　濱本良一チャンネル第19回をアップロードしました。
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第19回は、チャイナマネーの国外流出を大きなテーマとして取り上げます。中国人富裕層が東京都内の不動産を購入していると『ニューヨーク・タイムズ』が伝えていますが、なぜ中国人はわざわざ海外の不動産に投資するのでしょうか。その背景には国内における不動産投資に対する当局の規制があります。また、低迷する中国内の景気動向などもあり、資金が海外に流れやすい状況を生み出しています。一方で、一般の中国人が海外に外貨送金できる年間限度額は5万ドルであり、企業活動の一環として行うのならともかく、個人資格では投資は難しいという状況もあります。そのため、地下銀行が利用されたりもしますが、当局も摘発の目を光らせています。今回は中国人が不動産など海外に投資する原因と、またその送金がどのように行われているのか注目して見ていきます。

■テーマ：「中国人の海外送金・不動産購入熱が再開」（収録日：2023年12月6日）

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