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3月26日 渡邉真理子「中国経済の現在地:制度、技術選択から見る展望と対中ビジネスの中期的安定化に必要な行動」

3月26日  渡邉真理子「中国経済の現在地:制度、技術選択から見る展望と対中ビジネスの中期的安定化に必要な行動」

第一線で活躍する講師をお招きし、時々の東アジア情勢に照らして重要な国際政治・経済、安全保障、および各国国内情勢に関するテーマについて解説していただきます。中国・アジア情勢に関心をお持ちの方に、講師と最新の知見を共有し、議論する場をご提供します。

3月26日 渡邉真理子「中国経済の現在地:制度、技術選択から見る展望と対中ビジネスの中期的安定化に必要な行動」

最近、メディアでは短期的な景気変動と長期的な経済成長を混同した議論が続いている。短期的な景気変動において下ブレしていることは間違いないが、長期的には、一人あたりのGDPの水準で見る限り、途上国から先進国への成長軌道に接続しようとし、さらにその中でも世界をリードする技術も擁する新興国である。
新興国としての目覚ましい成長は、改革開放政策によるグローバル化への接続と、政治的な既存利益を破壊しても経済的なイノベーションを取り入れるという共産党の決断によって実現されてきた。しかし、2015年の国家安全法施行以降、米中対立、コロナ禍を経て、国家安全を対外開放と改革に優先する姿勢が各方面で強くなっている。その結果、中国の政策の質と中国をめぐる経済・政治の環境は大きく変化し、世界の秩序は不安定化している。世界と中国が、合理的な安全保障政策と通商ルールのもとでのグローバリゼーションの恩恵を改めて確保するには、何が必要かを考えてみたい。

 演 題 中国経済の現在地:制度、技術選択から見る展望と対中ビジネスの中期的安定化に必要な行動
 講 師 渡邉真理子(学習院大学経済学部教授)
講師略歴

1991年3月 東京大学経済学部卒業
1991年4月 アジア経済研究所入所
1996年3月 香港大学商学院留学(19988月まで、199912 M.Phil取得)
2011年11月 東京大学経済学研究科にて博士号取得
2013年9月 学習院大学経済学部経営学科教授(現在に至る)
主な著作に、『中国の産業はどのように発展してきたか』(編著)勁草書房、2013年;『21世紀の中国 経済篇 国家資本主義の光と影』(共著)朝日新聞出版、2013年ほか多数。

 日 時 3月26日(火)13:30開場 14:00-15:30
 場 所 霞山会館「霞山の間」
(東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館37階)
※オンライン併用の予定はございません。
 会 費 一般:2,000円(消費税含む)
学生:1,000円(消費税含む)※学生証を必ずお持ちください。
 定 員 50名
  会場内では携帯電話の電源はお切りください。
なお、レコーダーのご使用、写真の撮影も固くお断りいたします。
  進行役:角崎信也(文化事業部・研究員)
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