9月19日 倉田秀也「金正恩の『新冷戦』認識―朝露関係の展開を中心に」<終了しました>
第一線で活躍する講師をお招きし、時々の東アジア情勢に照らして重要な国際政治・経済、安全保障、および各国国内情勢に関するテーマについて解説していただきます。中国・アジア情勢に関心をお持ちの方に、講師と最新の知見を共有し、議論する場をご提供します。
9月19日 倉田秀也「金正恩の『新冷戦』認識―朝露関係の展開を中心に」
ハノイでの決裂。2019年2月のトランプ氏とのディール破談は、金正恩氏の大きなトラウマとなったのでしょうか。その後、北朝鮮は米国との交渉を諦めて、核開発を推し進め、軍事力を高めることで自国の安全保障を固める道を選択しました。そんな北朝鮮の追い風となったのが、米中対立とウクライナ戦争による欧米とロシアの断絶です。中朝関係は再び緊密化し、朝露関係は事実上の同盟条約が復活するなど、北朝鮮を取り巻く世界は冷戦時代に戻ったかのような様相を呈しています。当の北朝鮮は世界を「新冷戦」の構図でとらえており、分断と陣営対立が進む現状を逆手に取り、自国にとり最大限の利益を引き出すべく中国・ロシアに臨んでいると言えましょう。今回は外交安保の観点から朝鮮半島を分析してこられた講師に、お話を伺います。
演 題 | 金正恩の『新冷戦』認識―朝露関係の展開を中心に | |
講 師 | 倉田秀也・防衛大学校人文社会科学群国際関係学科教授 | |
講師略歴 | 1995年 慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻単位取得退学。韓国延世大学社会科学大学院留学 2001年 杏林大学社会科学部(総合政策学部)助教授 2005年 杏林大学総合政策学部教授 2008年 防衛大学校人文社会科学群国際関係学科教授、日本国際問題研究所客員研究員を兼任 著作に、『朝鮮半島と国際政治』慶應義塾大学出版会、2005年(共編著);『米中関係―冷戦後の構造と展開』日本国際問題研究所、2007年(共著);『核軍縮不拡散の法と政治』信山社、2008年(共著)、China's Influence in the Indo-Paficic (coedited, 2024) ほか多数。 |
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日 時 | 9月19日(木)13:30開場 14:00-15:30 | |
場 所 | 霞山会館「霞山の間」 (東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館37階) ※オンライン併用の予定はございません。 |
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会 費 | 一般:2,000円(消費税含む) 学生:1,000円(消費税含む)※学生証を必ずお持ちください。 |
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定 員 | 50名 | |
会場内では携帯電話の電源はお切りください。 なお、レコーダーのご使用、写真の撮影も固くお断りいたします。 |
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進行役:角崎信也(文化事業部・研究員) | ||
お申し込み |
受付終了しました。 |
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