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留学の感想

留学の感想

卒業生からメッセージをいただきました。ご本人の中国語訳を付けてご紹介します(中文版)。

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皆さん、こんにちは。2019年7月生の電源と申します(はい、在籍中の呼び名です。自分の名前を日本語で発音すると、電源と同じことから名付けられたのです)。2019年7月から2020年10月まで東亜学院で勉強していた、北京出身の40歳の男です(在籍当時は37歳)。この間、先生から学校の30代、さらに40代の学生が増えてきたことを聞いたので、東亜学院に興味をお持ちの方や自分と同じ層の方に私の個人的な経験と収穫を少し紹介したいと思います。

私はもともとマスコミ関連の仕事をしていましたが、自分の限界に挑戦したいために、日本に留学しようという気持ちを持って仕事のかたわら二、三年の間日本語を勉強し続けました。もちろん、留学する前に色々迷っていましたが、自分にある質問をすることで留学することにしました。

それは…もし日本に留学しなかったら、将来後悔するのかという質問です。それで、自分が本当に留学したいかどうかは明らかになるわけです。

よく通った図書館のある日比谷公園

(よく通った図書館のある日比谷公園)

いよいよ旅立ちの日でした。渡航前に不安がいっぱいだった私が寮に着いた瞬間、なんか落ち着いてきました。親切な寮長さん夫婦、活気があふれる同期生の若者たち、そしてキレイで設備完備の部屋。東亜学院を選んだのはごく正しい選択だとわかりました。

「目標は大学院だから、日本語学校はどうでもいい」と思う方もいますが、当時日本語能力試験のN4に合格しただけだったのに、日本での就職を目指す私にとって、日本語学校こそ私の大学院でした。なぜなら、試験に受かっても、日本語がペラペラ喋れないなら、絶対に就職できないからです。年上で、二十代の同期生たちより記憶力も学力も低い私は、精一杯勉強しました。

年末の上野アメ横商店街

(年末の上野アメ横商店街)

幸いなことに、東亜学院でいい先生たちに出会いました。厳しい先生もいれば、優しい先生もいますが、みんないい人でいつもおろそかにせずに授業をしています。それに、生活上の世話もたくさんしてくれました。先生たちのご指導とご助力を思い出すと、今だに感謝しております。初めて自分の伝えたいことが相手に通じた時の感動を忘れられません。来日して半年でJLPT(日本語能力試験)のN2に合格したのは、すべて先生たちのおかげです。クラスメイトも付き合いやすい人ばかりで、すぐ友達ができました。ちなみに、東亜学院に中国語学校もありますから、時々中国語を学ぶ日本の方と話すチャンスもありますよ。会話が上手になりたい方は、ぜひこの機会を見逃さないでください。

学校で勉強していた間、授業だけでなく日本ならではのことも色々体験しました。中国北部地方で見られない強い台風、真夏に開催する百万人の花火大会、強震の激しい揺れを体験出来る防災訓練、富士山と北海道の壮麗な景色など、全部いい経験になりました。その上、自分がずっと前から憧れているテレビ朝日も見学しました。それは日本のメディア業界に就職しようとしていた私にとって、非常にありがたいことです。

テレビ朝日

(テレビ朝日)

2020年に入ると、――コロナの感染が拡大する一方でしたが、学校側は感染拡大対策を徹底していましたし、他の学校に比べてクラスの人数が少ないため、私が家族のことで帰国するまで、感染せず無事に過ごしました。中途退学はせざるえないことでしたが、今振り返ると、その頃、人との距離を取らなくてはならないですから、きちんと会話の練習ができなかったことが最も残念なことです。日本で就職する目標は達成できなかったですが、帰国してからN1に合格して今多少日本語に関わる仕事をしていて、だいぶ満足しています。これからも勉強を続けるつもりです。日本での留学生活は素晴らしい思い出となって私の心に残っています。

クリスマスの東京タワー

(クリスマスの東京タワー)

では、どうでしょうか。皆さん、日本に留学したいなら、東亜学院を検討してみませんか。今回はここまでです。最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

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写真はいずれも本人撮影。カバー写真は「踏切から眺める富士山」。
 

 

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東亜学院日本語学校留学生進学コースでは、中国語圏からの留学生を対象に、大学・大学院等への進学を目的とした日本語教育を行っています。
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