出張どきどき
メーカー勤務時代。
急遽台北へ出張が決まり、課長(男)と私(女)2名の宿を取らねばなりません。いつも手配してくれる仲良しの現地法人営業マンに、今回もお願いしました。
結果、定宿は満室の由。困った……。
現法営業マン氏曰く “实在没办法。这下睡双人床也可以了吧?”(本当にどうしようもないんだよ。今回はダブルベッドでいいよね)。えー!そんなのいいわけないでしょうよ。不倫になってしまう……でも私の聞き間違いかもしれませんから、念のため “真的是双人床吗?”(本当にWベッドなの)と尋ねると、“是的。欸?你是什么意思呀?”(そうだよ。え?お前さん、何よ)
その後よくよく話を聞くと……① “房间是单人的”(部屋はシングル)。
ただし、② “有单人床的单人房已经没有了”(シングル幅ベッドの1人部屋はもうない)。③ “有双人床的单人房还有”(Wベッドの1人部屋ならまだある)。④ “可稍微贵点儿”(けど割高)。
ここまで聞き、ようやく課長と別室、計2部屋取れることが分かり安堵したのでした。その後、私は現法へ行く度に “双人床的理子”(Wベッドの理子)と呼ばれるようになりました。語学力がないといろんな問題が起きます。
(落合理子)
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《傻瓜通讯ー中国語珍道中》は「東亜学院季報」に掲載していたものを再掲してきました。
2025年4月から書きおろしを掲載しています。
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