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たった一回の欠席が大いに躊躇われるほど濃い授業

たった一回の欠席が大いに躊躇われるほど濃い授業

正直に告白しますと、私が中国語の勉強を始めるにあたって、きっかけや目標などは特に何もなかったのです。仕事で中国語を使うこともなければ、中国へ旅行に行ったこともない。強いて言えば「これからの時代、とりあえず中国語を学んでおけば何かと役に立ちそうだな」といった、ごくごく軽い気持ちに過ぎませんでした。そんな不真面目な私が「職場から近いし」と、これまた軽い気持ちで東亜学院の門を叩いたのがおよそ1年前のこと。しかし、これが結果としてとても良い選択であったと今では痛感している次第です。

授業はマンツーマン形式とは異なり、老若男女、実にさまざまなバックグラウンドを持った方々が集まるのですが、決して多過ぎないところが東亜学院の授業の良さであると思います。また、早朝にわざわざ教室へ足を運んだ後で職場に向かわれるくらいですから、皆が皆、とても高い意識をお持ちです。しかしながら真面目一辺倒というわけではなく、程よい人数のおかげでしょうか、クラスの雰囲気はとても和やかで、時折軽いジョークも飛び出す中での80分が楽しくないはずがなく、授業が終わる頃には、会社に向かうことがむしろ苦痛になってしまうほどです。毎回そんな生徒さんに囲まれる中で、自身の不真面目さが却って発奮材料となっていった気もします。

もちろん、つい夜更かしをしてしまった翌朝や、教科書の本文暗記の宿題ができていないときなど、今でも授業に出るのが辛い日はあります。それでも、たった一回の欠席が大いに躊躇われるほど授業の内容はとても濃く、毎回新たな発見の連続です。先生や生徒さんご自身のエピソードなどを聞いていると「中国語」の勉強というよりはむしろ「中国社会」を垣間見ているような感覚を持つことが多々あります。先生の板書やコメントはもちろん、中国の文化や風俗、他の生徒さんが話した例文までも書き写していると、それだけで教科書が真っ赤になってしまいます。また、先生からの質問は教科書にそのまま解答が載っているものではないことがほとんどで、自分の経験を自分の頭で考え、組み立てたうえで中国語で答えなければなりません。授業の中でもとりわけ難しく緊張する瞬間ですが、それだけに上手く伝わったときには喜びもまたひとしおです。最近では、時間外で個別に質問タイムを設けていただくこともしばしばなのですが、教科書以外の内容であっても快く丁寧に指導してくださるのでとても有り難いです。

入門クラスに始まり、続けて受講中の初級クラスももうじき終了となりますが、これからも引き続いて中級クラスでお世話になりたいと考えています。今後の目標は、中国人の友人(SNSで知り合いました!)と日常会話ができるようになること、そして中級クラス在籍の間に中検2級(!)に合格することです。

東亜学院には中国語を学ぶうえでまたとない環境・機会を提供してもらっています。あとは、ほんの少し「自分を変えたい」という気持ち(私のように漠然としていても構わないと思います)さえあれば、いつかそれが具体的な形となって実を結ぶ日も来るのではないかと感じ始めているところです

(20代男性)

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